環境構築
Neknaj Circuit Game(NCG)を使用するためには、適切な環境を構築する必要があります。本セクションでは、環境のセットアップ手順を詳しく説明します。これにより、スムーズに開発を開始できるようになります。
必要なソフトウェアのインストール
推奨ツール
- VSCode: NCGコードの編集
- NCG CLI: NCGのCLIでの処理
- NCG Web: NCGのWebブラウザでのデバッグ
- VSCode NCG 拡張機能: VSCodeでのNCGのシンタックスハイライト
このチュートリアルは、これらを使用する前提で進めます。
VSCode
VSCodeがインストールされていない場合は こちら からダウンロード・インストールしてください。
NCG CLI のインストール
NCG Webとの連携機能やトランスパイル機能を持ちます。
以下のリンクにより、ビルド済みのバイナリを取得できます。 自分の使っている環境に合わせてダウンロードしてください。
ダウンロードしたバイナリは、適切に PATH
を通すなどして ncg
コマンドとして使用できるようにしてください。
動作確認
以下のコマンドを実行し、コマンドラインのオプションの説明が表示されればインストール成功です。
ncg -h
NCG Web の確認
GUIで回路の動作を確認することができます。 NCG Webは こちら をWebブラウザで開くだけで使用することができます。
VSCode NCG 拡張機能 のインストール
VSCodeでNCGのシンタックスハイライトなどを使用するための拡張機能があります。
NCG 拡張機能 ダウンロード
VSCodeの拡張機能タブを開き、ミートボールメニューの中のInstall from VSIX
から拡張機能をインストールできます。
環境構築後の動作確認
環境が正しくセットアップされたかを確認するため、簡単な回路を作成し、シミュレーションを行います。
サンプルコード(NOT回路)
using nor:2->1;
func not (x)->(y) {
y: nor <- x x;
}
test not:1->1 {
t -> f;
f -> t;
}
このコードを not.ncg
という名前で保存し、以下のコマンドで実行します。
ncg not.ncg -i not.ncg -s true
すると、コンソールの最上部に [info]:webSock Server running at ws://localhost:8080
のように表示されます。
ws://localhost:8080
の部分がハイパーリンクになっているので、このリンクを開くとNCG Webが開きます。
正しく実行され、期待通りの結果が得られれば、環境構築は完了です。
これで、NCGの環境構築は完了です。次のステップでは、基本的なDSLの使い方について学び、回路設計を実践していきましょう!